初挑戦!DIYコンロで本格カツオの藁焼きにチャレンジ

目次
カツオの藁焼きに挑戦しました!
皆さん、こんにちは!
以前の記事でもご紹介したDIYバーベキューコンロを使って、本格的なカツオの藁焼きに初チャレンジしました!
まずは準備から。カツオを串に刺すための長い串(43cmほど)と、今回の主役である藁を購入しました。藁は臼井農畜産さんというサイトの通販で、8kg入りを注文。送料込みで約3,000円でした。品質はとてもよく、充分に乾燥していて着火も申し分ありません。お値段も充分にお手頃だと思います。もしお近くにお米を作っている農家さんがいらっしゃる方であれば、直接分けてもらえるかもしれませんね。
当日のお天気は、まさに藁焼き日和!
程よい曇り空で、暗すぎず明るすぎず、気温もちょうどいい涼しさでした。強い日差しがないので、火を扱う作業にはとても助かります。
今回はカツオの藁焼きだけでなく、BBQ用のお肉やピザ生地も準備して、みんなでお腹いっぱい楽しめるよう計画しました。手作りピザも焼けるなんて、DIYコンロの威力を感じます。さあ、いよいよ本格的な藁焼きの始まりです!
肉厚のカツオを藁の強火で一気に炙る!
今回のカツオは、友人が須崎の魚屋さんから取り寄せてくれた特別な一品。箱を開けた瞬間、「これは普通のカツオじゃない!」と驚くほどの肉厚さでした。まるでマグロのような立派な身で、串を4本刺して持ち上げると、手がプルプルしてしまうほどの重さです。
藁焼きの主役である藁は、想像以上に火力が強烈でした。火をつけると「ボッ」という勢いで一気に燃え上がります。この強い火力こそが、カツオの表面を一瞬で香ばしく焼き上げる秘密なのだそうです。
焼く前の下ごしらえがとても大切です。まずはキッチンペーパーでカツオの表面の水分をしっかりと拭き取ります。これをするだけで生臭さが減るんです。そして全体に塩を振って下味をつけておくと、焼いたときに油がじんわりと浮き出てくるので、焼き加減の目安にもなって一石二鳥。
油が浮き出てきたら「もういい具合だよ」というカツオからのサインです。
実際に焼き始めると、藁の炎の迫力に圧倒されました。軍手をしていても手がジリジリと熱くなって、火傷するかと思うほど。これから藁焼きをされる方は、ぜひ耐熱仕様の手袋を用意しておくことを強くおすすめします(汗
でも、この熱さこそが美味しいカツオのたたきを作る証拠。燃えさかる藁との格闘で四苦八苦する初めての経験も、また楽しきかなです。


絶品!直火焼きカツオのたたき
いよいよお待ちかねの実食タイムです!青森県産のにんにくや、みょうが、大葉などの薬味をたっぷり用意して、藁の香りが移った特製カツオのたたきをいただきます。
直火でさっと炙った肉厚のカツオは、まさに絶品の一言。外側は香ばしく焼けて、中はしっとりとした赤身が美しく残っています。まずは塩だけでシンプルに味わってみると、カツオ本来の旨味がダイレクトに伝わってきます。次にポン酢をつけていただくと、さっぱりとした酸味がカツオの濃厚な味わいを引き立ててくれました。
正直なところ、1回目は火加減がわからず、「あれ?まだちょっと火の通しが甘いかな」という仕上がりに。でも2回目ともなると、藁の火力や焼き時間のコツを掴んで、見た目も味も格段に上達しました。
やはり何事も経験ですね!
厚切りにカットしたカツオは、まさに高知ならではの贅沢な食べ方。市販のカツオのたたきとは比べ物にならないボリュームと食べ応えです。お肉のBBQも美味しいのですが、新鮮なカツオは意外にも重たくなりすぎず、あっという間にペロリと完食してしまいました。
カツオでお腹が満たされた後も、少し落ち着いてからお肉やピザもしっかりいただいて、今回のBBQは大満足の結果となりました。
藁焼きカツオ、これはまた挑戦したくなる美味しさです!

おわりに:炎と香りに包まれた最高の時間
初めてのカツオの藁焼きは、想像以上に奥が深くて、本当に楽しい体験でした。
強い炎に包まれながら焼き上がるカツオの香り、パリッと焼けた皮、そしてしっとりとした赤身の旨味──どれも忘れられない味です。
DIYコンロで仲間と囲む時間は、料理を超えて「体験」そのものの楽しさを教えてくれました。
次はもっと上手に焼けるように工夫して、また新しい味と出会いたいと思います。
炎の香りと笑い声に包まれたあの日のひととき。
きっとまた、あの瞬間を味わいたくなることでしょう。