廣瀬製紙株式会社

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新機能性材料展2025に出展します

公開日:2025.01.20 更新日:2025.01.27
全体的にぼやけた展覧会の写真

当社の出展について

こんにちは!
廣瀬製紙の営業グループで新規拡販活動やデジタルマーケティングに携わっていますHKです。

弊社は、2025年1月29日(水)から31日(金)までの3日間、東京ビッグサイトで開催される新機能性材料展2025に出展いたします。

本年も、機能紙研究会という工業団体の出展ブース内で他のメーカー5社と小間を共有する形での出展となりますが、限られたスペースを有効活用し、市場のニーズに応える展示内容を心がけております。

特に今回は、近年市場からの引き合いが増加しているPPS湿式不織布を中心に展示を行います。PPS湿式不織布は、PFAS(有機フッ素化合物)の代替材料として注目を集めており、その優れた特性をご紹介させていただく予定です。

展示スペースは幅1m程度と小規模ではありますが、1枚の展示パネルを最大限に活用し、当社の技術力と製品の特長を分かりやすくお伝えできるよう、営業メンバーが知恵を出し合いながら準備を進めております。
ぜひ会場にお越しいただき、当社の製品・技術への理解を深めていただければ幸いです。社員一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

対面展示会とデジタルマーケティングが融合し始めています

廣瀬製紙は中小規模の製造会社で、しかも東京などの都市圏に販売拠点を持たない高知県の地方企業です。そのため、これまでは大規模な展示会出展よりも、費用対効果の高いデジタルマーケティングやWebサイトの改修を通じた情報発信に力を入れてきました。

しかし、今回の展示会準備を通じて、展示会自体が大きく進化していることに気づかされました。
従来の展示会といえば、派手なブースやコンパニオンの起用、大勢の説明員を配置して名刺収集を競う形が一般的でした。もちろん今でも大手企業は立派なブースと多くの人員を配置していますが、展示会のあり方そのものが、よりデジタルと融合した形に変わってきています。

例えば、来場者の情報収集は紙の名刺からQRコード化されたネームプレートのスキャンへと変わり、デジタルでリード情報を効率的に集められるようになりました。また、展示会のWebサイト内に各出展企業の専用ページが設けられ、製品情報をオンラインでも発信できます。
さらには、来場者がWeb上で出展企業との商談予約を入れられるなど、対面とデジタルを組み合わせた新しいコミュニケーション手法が導入されています。

このように、展示会は単なる製品展示の場から、デジタルツールを活用した効率的なビジネスマッチングの場へと進化を遂げています。中小企業にとっても、限られたリソースで最大限の効果を得られる可能性が広がってきました。

デジタルと対面両面で市場とのコミュニケーションを増やす努力をしてゆきます

昨今のビジネスシーンでは、企業間取引の入り口として、実に90%以上がインターネット検索から始まると言われています。お客様が新しい取引先や製品を探す時、まずはネットで情報収集をするのが当たり前の時代になったのですね。

ただ、私たちが携わるBtoB取引の特徴として、長期的な信頼関係の構築が非常に重要です。お客様の製品開発に関わる素材を提供する立場として、技術的な課題を一緒に解決し、時には新しい価値を共に創造していく。そうした深い関係性を築くためには、やはり実際に顔を合わせ、じっくりと対話を重ねることが欠かせません。

そこで廣瀬製紙では、デジタルと対面、この2つのアプローチをバランスよく活用していく方針です。
ホームページでの情報発信や展示会のデジタルプラットフォームを通じて、多くのお客様との出会いのきっかけを作りながら、実際の展示会や商談の場では、私たちの技術や製品への想いを直接お伝えし、お客様のニーズを丁寧に伺う。
このような双方向のコミュニケーションを大切にしながら、より多くのお客様に当社の価値を知っていただけるよう、日々努めてまいります。

この考えは、地方に拠点を置く中小企業である私たちだからこそ、より重要だと考えています。地理的な制約を超えて多くのお客様とつながれるデジタルの利点を活かしつつ、実際の出会いの場では、お客様一社一社に真摯に向き合う。

そんな姿勢を大切に、これからも歩んでいきたいと思います。