廣瀬製紙株式会社

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知的財産セミナーに参加しました
「基本から学ぶ知的財産の活用とリスク~海外展開で困らないための知的財産の知識~」

公開日:2025.02.03 更新日:2025.02.03
patentの文字と2人の会社員男性のイラスト

「知的財産セミナー」について

こんにちは。廣瀬製紙株式会社 稼働率向上PJチームのA.Mです。

先日、高知県工業技術センターで開催された知的財産セミナーに参加してきました。「基本から学ぶ知的財産の活用とリスク~海外展開で困らないための知的財産の知識~」というテーマで、大変興味深い内容でした。

私自身「知的財産」についてほとんど知識がなく、正直なところ「難しそうだな」「専門用語が飛び交う堅い講義なのかな」と感じていました。ところが実際にセミナーを受講してみると、二人の講師の方々の口調はとても親しみやすく、身近な実例を例えて最初から最後まで興味をそそられる内容でした。2時間とちょっとのセミナーの間、終始楽しく受講させていただきました。

このようにとても親しみやすい雰囲気の中で知的財産について学べたことは、大きな収穫でした。私は会場で参加させていただきましたが、Zoomとのハイブリッド開催だったため、時間や場所の制約にとらわれずに受講できるというのも大きなポイントだと思います。

知的財産について

今回のセミナーで、知的財産権の奥深さを初めて知ることができました。知的財産権には、特許権、実用新案権、意匠権、著作権、商標権など、実に様々な種類があるのだと初めて知りました。

「知的財産権」について学ぶことは、自社の技術やノウハウを守り、ビジネスを有利に展開するための武器になることは想像に難くありません。
しかし、今回のセミナーで特に印象に残ったこととして「特許情報を調べること」のメリットを知ったことがありました。

研究開発などをされている方は特許について調べることもあるかと思いますが、私を含め多くの社会人にとっては普段の社会人生活の中でなかなか特許について調べる機会は少ないかと思います。
ですがそんな私たちにとっても、特許情報を調べることで新しいアイデアの種を見つけられることがあり、また、他社がどのような課題に取り組んでいるのかを知ることもできるのだと知りました。つまり、特許情報は、イノベーションのヒントが詰まった宝箱とも言えるのです。

特許情報は誰でも閲覧できる公開情報です。このことを知った私も、早速特許情報を見てみることにしました。専門用語こそ多いものの、普段触れることのなかった情報にたくさん触れることができ、新しい発見の連続だと感じます。

「知的財産」が学べる様々なメディア

知的財産について理解を深める方法として、セミナーでは興味深いメディアをいくつもご紹介いただきました。

YouTubeで閲覧できて知的財産について学べるショートドラマ『スタートアップは突然に』や、奥乃桜子先生の小説でありまたテレビドラマとしても放送された『それってパクリじゃないですか?』、また池井戸潤先生の人気作品であり、役所広司さん、山﨑賢人さん、竹内涼真さん、上白石萌音さん、風間俊介さんといった豪華俳優でテレビドラマ化もされた『陸王』などが紹介されました。

私もまだ視聴できていませんが、単なるエンターテインメントではなく、実務に基づいた知的財産の課題なども知ることができる作品だそうです。まずはこういった作品から知的財産の世界に触れてみるのもとても良いことだと思います。私も早速これらの作品を視聴してみようと思います。きっと、セミナーで学んだ知識と結びつけながら、新たな気づきが得られるはずです。

おわりに

今回のセミナーを通じて、これまで自分にとって縁遠いものだと感じていた「知的財産」について、新たな視点を得ることができました。特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)で実際に特許を検索してみたり、セミナーで紹介された作品を観たりと、少しずつですが知的財産への理解を深めていきたいと考えています。

セミナーに参加してみて、一社会人として「知的財産」と関わりを持たずに生きていくことは不可能であると感じました。であれば、積極的に知的財産について学びアンテナを張っておくことが必ず役に立つと思います。入口として難しく構える必要はないので、まずは気軽に調べるだけでも大いに役に立つと思います。

このセミナーは、知的財産の「入口」に立つためのきっかけを与えてくれました。今後は日々の業務の中で、「これは知的財産に関係するかもしれない」という意識を持ち続け、必要に応じて専門家に相談するなど、適切な対応ができるよう心がけていきたいと思います。知的財産は、決して特別なものではなく、私たちの事業活動に密接に関わる身近なものなのだと実感した、大変有意義な時間でした。