廣瀬製紙株式会社

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「AIセミナー」に参加しました!
【スマートものづくり研究会】「AIセミナー」

公開日:2024.12.17 更新日:2024.12.20
セミナー

廣瀬製紙株式会社 稼働率向上PJチーム A.Mと申します。中途社員として入社して3週間が経ち、ようやく社内の雰囲気にも少し慣れてきたところで、今回初めて外部セミナーに参加させていただく機会を得ました。

「AIセミナー」について

12月6日、高知県工業技術センターで開催された「AIセミナー」に参加してきました。私自身、ChatGPTやGemini、Perplexity、Claudなど種々の生成AIについては、APIなども含めて個人的な興味もあって日頃から触れています。しかしノーコードツールやIoTについては正直なところ、あまり詳しくありませんでした。そのため、今回のセミナーでは新しい知識を吸収できることを楽しみにしていました。特にIoTデバイスなどの活用に関しては、これから学んでいき知識を広げ、業務に活用していく必要があるため、製紙業界でAIやIoTがどのように活用できるのか、私にとってはとても興味深いテーマでした。

講師を務めていただいたのは、株式会社DigiDockConsultingの代表、森正和氏。40年以上のプログラミング経験を持ち、現在も第一線で活躍されている方とあって、セミナーの内容はとても実践的で、具体的な活用事例なども交えながら、分かりやすくお話しいただきました。
私のように会場に直接参加された方々のほか、オンラインでも参加者が集い、様々な立場の方々が熱心に耳を傾けていました。
これから本格的にDX推進に取り組もうとしている当社にとって、非常に貴重な学びの機会となりました。

セミナーを受けての所感

セミナー講師の森氏はプログラマ歴なんと42年(職業歴29年)というベテランで、その豊富な経験と知見を活かして複数の企業で役員や技術顧問を務められています。また、北九州市立大学での教鞭や技術コミュニティの運営など、その活動は多岐に渡ります。
とても親しみやすい語り口で、終始和やかな雰囲気の中、最新技術の解説が進められました。専門的な内容でありながら、参加者全員が自然と引き込まれていく様子が印象的でした。セミナーでは、kintoneやLivebookといったノーコードツールの実演を交えながら、それらと生成AI、IoTを組み合わせた活用方法について詳しく解説していただきました。また、ノーコードツールの便利さだけでなく、使用する際の注意点や意外な落とし穴についても具体例を挙げながら説明があり、とても実践的な内容でした。

さらに、メインテーマ以外にも、Elixirというプログラミング言語や、Elixir Chip、FPGAといったマニアックな話題まで飛び出し、技術好きにはたまらない充実した内容となりました。普段なかなか触れることのできない最新技術の動向について、第一線で活躍される方から直接お話を伺える貴重な機会となりました。

特に気になったこと

今回のセミナーで特に印象に残ったのは、ノーコードツールの可能性についてです。私自身、プログラミングスキルを持っているため、これまでノーコードツールにはあまり興味を持っていませんでした。しかし、kintoneの実演を見て、考えが大きく変わりました。プログラミングの知識がなくても、直感的な操作で業務システムが作れるという点に大きな可能性を感じたのです。私の在籍しているチームのようにITスキルを持たない部署にとっても、もしkintoneを使いこなすことができれば何かしらの業務改善ができるタスクはあるはずです。また私にとっても、他部署から相談されたことに対してのひとつの提案として、このようなノーコードツールを使った解決方法を知っておくことは今後役に立つと感じます。特に1年間の無料期間があるということで、実際に試してみようという気持ちが高まりました。

また、オープンソースのツールであるLivebookにも強く惹かれました。このツールは、完全なノーコードツールではなくむしろローコードツールに分類されるようなものですが、日々プログラミングを書いているようなIT技術職の方にとっても非常に便利だと感じました。例えば、新しい機能のデモ作成や、IoTデバイスと連携させてのちょっとしたテスト実行などに、非常に素早く対応できそうです。
私は前職ではWeb系エンジニアだったため、IoTの分野については知識が浅くこれから積極的に学んでいかなければなりません。そのような私にも、Livebookとセンサーやカメラなどのデバイスを組み合わせた活用方法には、大きな可能性を感じましたし、実際にハンズオンで体験してみたいと思うほど、魅力的な内容でした。
廣瀬製紙での業務改善に向けて、これらのツールを活用できる場面がきっとあるはずです。今回のセミナーで得た知識を、早速実践に移していきたいと思います。

まとめ

今回のスマートものづくり研究会のAIセミナーは、私にとって入社後初めての外部セミナー参加でしたが、非常に実りの多い機会となりました。森正和氏の豊富な経験に基づいた具体的な事例紹介と、実践的なツールのデモンストレーションは、今後の業務改善のヒントを数多く含んでいました。

特に印象的だったのは、ノーコードツールの可能性です。プログラミングができる人間でも、kintoneやLivebookのような使いやすいツールを活用することで、より効率的に業務を進められる可能性があることを学びました。また、IoTとの連携についても、具体的なイメージを持つことができ、製紙業界でも活用できそうなアイデアが浮かんできました。

今回学んだ知識を、ぜひ廣瀬製紙での業務改善に活かしていきたいと考えています。まずはkintoneやLivebookを利用して、実際に手を動かしながら可能性を探っていこうと思います。さらに、Elixirというプログラミング言語についても非常に興味を持ちました。

これからも積極的に新しい技術や知識を吸収し、会社の発展に貢献できるよう努めていきたいと思います。このような学びの機会を与えていただいたことに感謝しつつ、早速実践に移していきたいと思います。