ヒートシール性合成繊維100%の湿式不織布(EP)
これまでのヒートシール用原紙は、パルプやマニラ麻などのセルロース系繊維を使用していましたが、これらは湿潤紙力増強剤を添加したりPVAを使用したものでした。しかし、このような添加剤は親水性で水中に溶解するものです。そこで、片面にポリエステル、もう片面にはポリプロピレンが2層に抄紙され、優れたヒートシール性をもつ、世界で始めての合成繊維100%の2層からなる湿式不織布EPを開発しました。薬品・PVA等は一切使用していないため、食品包装資材として最も適しています(1993年 特許権取得)。用途
- コーヒーフィルター
- 浴用剤袋、香料袋
- ティーパック
- 乾燥剤袋
- だし袋
- その他包装材用途全般
など
特徴
- 湿潤紙力が落ちない
- ヒートシール強度が強い
- 煮沸時強力が低下しない
- 湿潤形態保持性が良い
- 無味無臭である
- 印刷適正が良い
- 薬品類は一切使用していない
など