廣瀬製紙

LATEST-TECHNOLOGY 最先端技術

ナノファイバー新製法

廣瀬製紙はノズルを使わないエレクトロスピニング法によるナノファイバー製造方法を確立しました。
この革新的な技術は廣瀬製紙の最薄葉紙製法と組み合わされ、”ナノファイバー複合不織布”が誕生しました。
従来の湿式不織布層とナノファイバー層を複合化させることにより、ナノファイバーの優れた特性を失うことなく大幅に処理を改善することができました。

Fig. ナノファイバー複合不織布SEM写真 (不織布層側)
ナノファイバーが湿式不織布の大きな孔径を覆うころで孔径サイズが大幅に減少します

超薄葉不織布の製造技術

製造工法

Fig.2 PVAナノファイバー複合不織布の製造方法
ナノファイバーをポリオレフィン湿式不織布を重ね三層構造にすることも可能です。
Fig.4 紡糸ユニットからPVAポリマージェットの様子

新製法

従来のエレクトロスピニングと比較して、以下のような特徴があります。

Fig.5 ナノファイバーのウェブとその大きさ
Fig.6 二層ナノファイバー複合不織布の断面
  • ノズルを使用しない紡糸方法であるため、ノズルの目詰まりによる紡糸速度の低下がありません
  • 紡糸面積を容易に大きくすることが可能であるため、紡糸量を大きくすることが可能です
  • ナノファイバーの生成する紡糸部分をユニット化することにより、紡糸量が平均化され坪量変動を小さくすることが可能です
  • 不織布等への基材へナノファイバーを直接紡糸することが可能で、既存不織布との複合化を容易に行なうことが可能です